言の葉
「・・・っは」
もう何度も聞き慣れた喘ぎ声。
拒む様子もなく、むしろ求めてくる体、そしてそれに答える俺の体。
「霊・・・・」
腕の中の君は俺の名前を口にし、
「歌の目・・・もっと欲しい?」
俺も君の名前を呼び、求めさせる。
俺を体が忘れさせないくらいに。
「欲しい、よ・・・もっと、もっと」
背中に回された腕に力が入り、歌の目の爪が肌に食い込む。
それに答えるように、俺自身を歌の目に突く。
「ん、あぁっ!」
君の声が耳に響く。
こんなにも求めあっているのに、こんなにもお互いを必要としている。
離れられないのは分かっている。
もう俺自身、こいつを手放せない。
なのに・・・・
何故なんだろうね、どこか空虚を感じるよ。
いつでも君を抱ける、いつでも君を求めている。体が、心が・・・。
歌の目もそうなんだ・・・・。
どうして、こんなにも満たしているはずなのに、こんなにも空虚なんだろうね。
「霊・・・っぁ!」
腕の中の歌の目の声が一段と大きくなる。
「霊・・・ねぇ、言って・・・・」
「・・・・何を?」
「好き・・・って」
あぁ、そうか・・・・。足りなかったモノは此なんだね。
すっかり、忘れていたよ。
「・・・アイシテイルよ」
歌の目は満足そうに笑って、白く染まった―――――――――。
END
はい・・・・、えと、無知でいつもごめんなさい;
れ、霊様のキャラってこういうので良かったのかなぁ(´・ω・`)
相変わらず無知でごめんよ;本当に誰かキャラを教えて下さい!!