こんな時だけ優しくして、どうしていつも意地悪なんだよ。



いつもそうやって優しかったらいいのに。



そしたら、俺は・・・・・・










六月の雨






6月。
雨が多い。今日は朝から曇りで、いつ雨が降ってもおかしくない天気だった。


ザァァァァァッ・・・・・


今になって降り出したと思ったら大スコール。
放課後のチャイムが鳴ったらすぐに帰れば良かった・・・・・。
しかしそんなことは出来ず。溜まった仕事を終わらせなくては・・・・。













「本気でそう思ってんだったら仕事手伝えよ!!」













「伏見君、僕はね、こう見えても仕事が多すぎて、とてもじゃないけど手に付けれな」

「っていうか!あんたの仕事をなんで俺がしなくちゃいけないんだよ!」

「先生に向かってあんたなんて・・・・、先生悲しい」

「ばかかっ!!」



はいはいどうも!伏見です。


今日の朝のSHRでいきなり「伏見、今日も残り」って宣言され、いつもの用にこき使われている。
しかも!こんなテストに関係するような仕事を・・・

この先生、大丈夫なのか・・・・

と、思いつつも結局手伝ってる。
で、いつもの事ながら俺が仕事して、先生が小説を読んだり、ゲームをしたりで・・・。
更に今日は大雨が降ってるし。俺傘持ってきてないよ。


「この雨なかなか弱くならないよねぇ」

「あー・・・、そうだなぁ」

「先生、今日は車で来てないの?」

「今日はバスで通学してきたからね。しかも俺、傘持ってきてないし」

「まじかよ〜、俺も持ってきて無いんだけど・・・」

「お前もか。ま、気長に待とうぜ」


ッテ言って、その視線を読みかけていた小説に戻す。
あぁ・・・・、俺、胃に穴があきそう・・・・、もしかしてもう開いてるかも;




ザァァァァァァッ・・・・




さっきの会話の後、すぐに仕事は終わった。
でも、いつになっても雨はやまない。
まるで夜みたいに暗い外、グラウンドは大きな水たまりをいくつか作っている。
生徒達はテスト週間ということで部活動は休み、誰一人残っている者は居ないだろう。
あぁ、なんか前にもこんな状況があったような・・・・




「伏見」


はっと顔を上げると先生の姿があった、俺の目の前に。


あ、やっぱりきた。。。。。。



「ななな、なんですか?」

「何声上擦ってるんだよ」

「べ、別に・・・」

「何かやましいことでも考えてたんじゃねぇの?笑」

「そんなこと無いですよ!」




先生の顔が近づく。




「本当かよ」



耳元で囁かれる。
前にも、こんなカンジで先生は俺に触れてきた。
あのときはビックリして、ドキドキして、震えた。



「伏見、雨、止むまで・・・・しよっか」


「えぇっ・・・!」

「誰も来ないし、居ないし。時間あるし」

「でっでも・・・・、此処教室・・・・」

「大丈夫だし。見回りの先生もいない、雨音で大きな音でも聞こえないよ」


「あっ、でも・・・っ」




まだ少し口答えしようとしてたけど、先生にキスされてその口は塞がれた。
だめだ、流される・・・。
だけど





この絡んだ舌からは逃げれない。




「んんっ!・・・・はぁっ・・・・ん」



何回も何回も口内をかき乱される。




「はぁっ。・・・先生・・・」


離された唇からはお互い息が上がっていた。




「伏見。しよう」


先生の手が俺のカッターシャツに掛かる。
このまま流されてはいけない気がして、その手を掴んだ。



「せ、先生!時間があるなら、その・・・は、話をしようよ」

「話?何の?」

「あ・・・・そのー・・・、先生のこととか知りたい」

「体で教えてやるよ」

「いや、だーかーらー!もっとこう・・・」


「話なんて、後回しで良い」

「先生!」











「お前の会話の中には誰か出てくるから・・・・、聴きたくない」





えっ・・・・、先生・・・・?





「伏見、机の上に座って」

「えっ、あっ・・・な、なんで・・・」

「椅子に座ってたらやりにくいだろう。それに机だと痛くない(はず)」

「って!本当にするの!?」

「俺はいつでも本気だ」


この台詞も前に聴いたことがあるような・・・・;












「んっ・・・・ぁっ・・・・」


教室は電気を消して、外よりも薄暗い。
そのおかげでお互いあんまり良くは見えない。
先生は電気を消すのを嫌がっていたけど、とにかく必死で俺が懇願した。



薄闇の中、俺の息だけが上がっていた。




先生のモノが俺の中に絡みつく。
何度も何度も出ては入っていき、その度に快感が波のように押し寄せてくる。




「んあっ・・・、せ・・あぁっ・・・ん」


「伏見、腰、もう少し上げた方が良いぞ」





そうやって優しくして、俺の体を抱いて。
きつく、その腕で抱いて。



こんな時だけ優しくされると、俺、戸惑うよ。
俺、すごく、先生のこと、好きになるよ・・・。






「・・・せんせ・・・、っき・・・だよ」

「ん?」


「好きだよ・・・・せんっ、せっ・・・・」




背中に回された腕に力が入る。


「・・・・・俺もだよ。伏見」





机のガタガタする音と共に俺達は同時に果てた。















事が終わった頃には雨は止んでいて、夕日のまぶしさが教室を照らす。
腰はもう最悪のようにいたかった。
やっぱり教室でしたくない、っていうか、机なんて最悪だ;



「伏見、やっぱり痛い?」

「もちろん、当たり前」

「ははは」

いや、笑い事なんかじゃなくて!

「今度は、ちゃんとしたことろでしような」



そういって額にキス一つ。




こういう時の行動が憎めないんですよ、先生。

















「今度はちゃんと、デートしような。伏見」







結局俺はあんたが好きなんだよ。







END





はい、オチ考えてませんでした!ごめんなさいねー;
微エチを出しても大丈夫だったのかと今後悔・・・・;
これで何かしらアブナイ反応あったら隠そう:


そして念願の教室エチ、ふふvv





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