「っぁあっ!・・・・ぃ」


止めてくれる者なんて居なかった。
自分でも制御が出来ない。


「めて・・や、めて!・・・りょっ、ちゃっ!」


嫌がる君を無理矢理抱いて。
自分の感情と、自分の全てを彼にぶちまける。
何度、その白い感情を彼に放っただろう。
まるで糸が切れたように、止まることはない。



「慎君・・・」


背中に回された手に力が入り、俺の皮膚に爪が食い込む。
汗ばむお互いの体。汗と蜜の匂いが部屋の中に充満する。


「も・・・いや・・・ゃめ・・、っあ!」


抵抗する手を退かしながら、俺は引こうとなんてしない。


なんでこうなったんだろう。真っ白になりそうな頭で考え出した。
あ。そうだ・・・・

最初はほんの些細なことだった。
俺の家に遊びに来ていた慎一郎が、あまりにも楽しそうに俺以外の誰かの話をするから
無理矢理キスをしたんだ。
『あっ・・・!な、んで!?』
『慎君のことが好きだからだよ』
『でも、だからって・・・・。いきなり・・・』
『・・・悠希さんだったら、いきなりキスしても怒らないんでしょ?』
『なっ!!!』
図星。感情が顔に出やすいからすぐに分かる。
それで、頭にきて・・・・
『じゃぁ、悠希さんのこと忘れさせたら、俺のこと好きになってくれる?』
『・・・え!?』


自分でも馬鹿だって思ってるけど。
でも、気付いて欲しくて。あの人以上に慎君のこと見ているのに。

俺を見て。

俺を見て。俺を好きになって。

こんなにも愛しているんだから・・・・。


「慎・・・一郎っ、慎、慎!!」

「あぁっ・・・・・!!」


又、白い感情を吐き出した。


まるで糸が切れたように。
もう、俺には君以外写っていないから。


だから・・・・



愛して――――――――――――――――。



*end*

あとがき。
す、すいません・・・・・・;;
今回は、本当にすいません。。。。。。;
も、もうコメントの意志もなくて;
と、取りあえず本能が勝手に(あぁっ!!)






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