ハツコイ
真っ白いカーテンが風に揺れる俺の部屋。
心地良い風が部屋の中に入ってくる。
何をするでもなく、2人でただ寝ころんで本を読んでいる。
俺は漫画本、37は音楽雑誌・・・・。
ふと、37の顔が見たくなって横を見た。
日頃丁寧に整えられている髪、透き通るほど綺麗な肌、少しふっくらしている唇、長い睫毛、綺麗な眼・・・・。
普段見慣れている顔に、いきなり胸が苦しくなった。胸が、熱い。
何か、言葉が出てきそうになる・・・・
何だろう、こんな気持ちは初めてだ・・・・
こんな、こんな激情は・・・・。
「さ・・・37・・・・・・」
言葉に詰まりながらも、無意識に声をかける。37が俺の方を向く・・・。
「ん?」
目が合うと、さらに息苦しくなった。熱い、心が。
「あ・・・あの、さ・・・・」
言葉に詰まって、うまく出てこない。言わなくちゃいけないと思う。
止められない感情を。
「俺・・・・37のことが・・・・好きだよ」
俺を見つめていた37が怪訝そうな顔をして、一瞬後悔がよぎった・・・
「何当たり前のこと言ってるんだよ。俺に惚れない奴がいないだろう?」
って、いつものように自信満々な37。そういう・・・そういう・・・
「そういうところに、俺は惚れたんだよ」
「ありがとう」
そういった後、37の方からキスをしてきた。
かすかに、香水の香りがした。
唇を離した後、37が
「俺のこと好きなら、俺に全力を尽くせよな?」
って、意地悪く笑った。
その顔がむ邪気で可愛くて・・・愛らしくて。
「ははっ、良いよ。愛しているからね」
君に初めて触れた瞬間だった。
愛しているよ・・・・。
END
はぁ〜・・・やっちゃいました、仮面同人。
しかも短編。久々だったので、ちょっと足りないところもありますが;
そして果てしなくたけぽんシモベですね・・・・37様も自信満々すぎました。
塚、甘過ぎ。
すいませんでした。。。。。。(´・ω・`)ショボーン