「今すぐ来て、一分以内でね」
俺はそのとき家でまったりとしていた。
たまの休日、普段出来ないようなことしようと思っていたとき、一本の電話が鳴った。
鞄にしまってあった携帯電話を取り出して、ディスプレイを観る。
【着信:那おき】
通話ボタンを押して携帯を耳に当てたと同時に聞こえてきた一言。
「今すぐ一分以内に来い!だぁ!!?(゚□゚;)」
「五月蠅いよ、電話で叫ばないでくれる」
「五月蠅い、お前が変なこと言うからだろ!」
「いーから、早くうちに来てよ」
「待てよ、俺にだって用事が」
「いちだいじ!何だよ!!」
「何が!!」
「来たら分かるの!!じゃあ後でね!!」
ブッ
「はぁ!!ヲイ、那おき!!」
ツー・・ツー・・ツー・・
はぁ、くっそ、何様のつもりだよあいつ(`д´#)
(だって、王子だし・・・・)
ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・
「はぁ・・・・・」
あの後一分くらい悩んで渋々那おきの家に来た。
押しに弱い自分情けなー・・・(´・ω・`;)
二回チャイムを鳴らした後ドアが開いた。
「いらっしゃい」
満面の笑み、くそう・・・。
部屋に入ってソファに座った。那おきも俺の隣に腰をかける。
あらかじめ用意してあったのか、まだ湯気が出ている珈琲カップが机に2つ並んでいた。
「で、何だよ、一大事って」
「?」
「いやだーかーら、お前が俺を呼びだした理由!」
「あぁ・・・別に」
・・・・・・・ハァッΣ(゚Π゚#)
「べっ、別にってなんだよ別にって!!」
「・・・別に用事って無かったし」
「じゃぁ呼ぶンじゃねぇよ!!俺電話でも言っただろ、やりたいことあったんだよ!」
ありえね〜、用事もねぇのに呼ばれたのか、自分・・・はぁ・・・。
「だって・・・」
「あぁ?」
「だって、ゆーきに会いたかったんだもん・・・。顔観て話をしたかったし・・・、触れたかったんだ・・・」
・・・・・(゚△゚*)な、那おき・・・・
「・・・・怒った?」
泣きそうな顔で俺の様子を伺ってくる、そんな表情観ていると、抱き付きたくなってしまうではないですか。
那おきに近付いてぎゅっと抱き付く、胸に顔をうずめてやれればかっこいいと思うんだが・・・・
自分身長那おきよりも低いんでね・・・(-_-;)肩に頭を乗せるのが精一杯さ;
「勇気・・・」
「・・・馬鹿じゃねぇの、いつでも逢えるじゃねぇか」
「うん、でも。今会いたくなったから・・・・」
「ったく、しょうがねぇなぁ・・・・」
文句言いつつも、心は小躍りする悠希タソであった。
この愛しの我が儘王子め。
おわり。
あとがき
はい、友人ちゃんごめんねごめんねごめんね!!
小説遅れたことと、書いたのがしょぼ杉田もので・・・・うう
一応初人格小説なのですよ!しかも悠王
あぁ、なんか二人とも変だ・・・・・;
こんなのしか書けて無くてごめんね(><)
*おまけ*
「塚さぁ、会いたいなら今度から会いに来いよな、那おき」
「え、いや」(即答)
「はぁ!?」
「だって、面倒くさいじゃん(ё△ё)」
・・・・・・・・・・・・我が儘王子(--#)
所詮王子は最強なんだよ。